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第7回LIXIL国際大学建築コンペ

4月19日(水)に東京の経団連会館で、第7回LIXIL国際大学建築コンペの公開審査会があり、見事一次審査を勝ち抜いた九州大学チームがプレゼンテーションを行いました!

参加校は世界から13大学が選ばれ、二次審査に進出したのは、

・ペンシルバニア大学(米国)

・九州大学(日本)

・ウィーン工科大学(オーストリア)

の3校で、まずはじめにそれぞれの大学のプレゼンテーション・質疑応答がありました。

ゴージャスな会場に英語/日本語の同時通訳付きと、セッティングの綿密さにただただ驚くばかりです。

メディア関係者や一般観覧者の姿も多くありました。

開会前の九州大学チーム。

緊張しつつも和やかな雰囲気です。

プレゼンテーションが始まります!

トップバッターはペンシルバニア大学「VEILED GARDEN」です。

日本の庭園要素が上手く取り込まれた案。

プレゼンターの語りも軽快です 。

図面の密度・精度が高く、二次審査のレベルの高さを感じます。

ちなみに審査委員長の隈研吾氏は、仕事でパリにいらっしゃったため、スカイプでの参加となりました。

質疑応答が終わると、いよいよ我らが九州大学の出番です!!

プレゼンターは末廣研M2の遠藤由貴さんと、尾崎研M2の鹿嶋渉さん、

タイトルは「Colobockle Nest」です!

北海道・アイヌの民話に登場する”コロボックル”と蕗の葉をモチーフとして、

敷地周辺のランドスケープとともに、人間がお風呂に入るという行為もデザインする案です。

堂々としたプレゼンテーションで、提案の魅力を訴えていきます。

大きな問題もなく、無事プレゼンテーションは終了しました!

続く質疑応答でも、二人のプレゼンターが上手く質問に答えていました。

いよいよ最後の大学、3番目はウィーン工科大学「Radiant Field」です。

なんと、お風呂なのに壁を一切作らず、火山岩の床と霧をコントロールするパイプだけで空間を構成するという大胆で刺激的な案です!

テーマに対して最もチャレンジングな提案をしていたのはこの大学でした。

全ての大学のプレゼンが終わると休憩の後、審査員全員による議論がありました。

議論のなかで審査員の小山薫堂さんから九州大学に厳しい質問が飛んできましたが、見事に(?)返答し議論の時間を終えました。

いよいよ投票かと思いましたが、ここで13大学全ての作品についての講評が行われました。

一次審査の際の他大学のシートが映し出され、各審査委員がコメントをしていきます。

二次審査に進出できなかったとは思えないほどのクオリティで一同驚いていました。

講評が一通り終わると投票の時間が始まり、スクリーンに次々と得点が表示されていきます。

投票の結果は……………

なんということでしょう!!

5名の審査委員のうち4名の方に一番に推していただき、1位ではありませんか!!

ここで、進行の方が唯一得点を1点しか入れなかったデイナ・バントロック氏に、この結果について尋ねたところ…

デイナ氏「まずは、九州大学チームにおめでとうございますと言いたいです。」

この時点で、最優秀賞は九州大学チームが獲得することが決まりました!!

授賞式の様子。

審査委員の野城智也氏から賞状が贈呈され、受賞者のコメントがありました。

懇親会での末廣先生のコメント。

九州大学チーム!!!

翌日には新建築社のオフィスにて、LIXIL住生活財団はじめ隈研吾建築都市設計事務所のスタッフの方々など、関係者との打ち合わせがあり、今後のスケジュール等の確認が行われました。

この受賞は、チームのメンバーだけでなく、末廣先生を始め、学内選抜の講評をしてくださった末光弘和様、大挙して自宅に押しかけても温かく迎え入れ宿を貸してくださった研究室OBの前田清貴さんなど、多くの方々の協力あってのものだと思っております。ありがとうございました。

早速、提案した建築を実現する準備として動き始めており、これからが本番なんだと身の引き締まる思いです。

タイトなスケジュールと格闘しながらチーム一同全力を挙げて頑張っていくので、応援の程、よろしくお願いします!!!


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