デザインゼミ♯6「visible and invisible」
第6回のデザインゼミのテーマは「visible and invisible(可視、不可視)」でした。
発表者の作品と説明を記載します。
M1 森隆太
「屋上広告に住む」
巨大な屋上広告看板の裏側空間を有効に使い、ホームレスの住居とする提案。
屋上看板の構造をそのまま用いる。
都市の中で、ビジブル→屋上看板、アンビジブル→ホームレスと考えた。
普段見て見ぬふりをされるホームレスをビジブルな存在へと昇華できないか。
B4 藤本将弥
存在する事と見える事の比較。住宅のファサードを鏡面にする。建築の存在は知覚することができるが、見ることができるのは鏡に映る周辺の建物や通行人の姿だけ。窓を開けても鏡に映るものがカモフラージュとなるため、住宅が開きやすくなる。
M2 相馬貴文
単純な立方グリッドの上底と下底を45度回転させて斜めの壁をつくり、垂直に立つ壁とは違って奥を見通せたり、近くが隠せたりと視点場によって空間の感じ方が変わる。
B4 國清尚之
「V邸」 視覚を制限された充足空間と視覚を開放された半外部空間を住宅の中に取り込んだ。見え無いことで気づく都市の音や匂い、見えることで認識する世界観を感じられる住宅。
M2 寺田友里
見えない「時間」を可視化するというコンセプトの模型。一日の時間の流れを、光と影の動きに見る。日々の流れを、自分が目にする景色の変化、緑の繁りに見る。年月の流れを、壁の色や、地面の形の変化に見る。